よくある質問

桑原塾の活動について

Q1.「桑原塾」は具体的にどのような活動をしていますか?

A. 主にセミナーや雑誌などのメディアを通じて、カラダづくりやサプリメントの活用法などについて情報発信を行っています。

Q2.個人的な質問に答えてもらうことはできますか?

A. 「お問い合わせ・お申込み」フォーム経由でご質問をいただくことができます。多少お時間をいただく場合もありますが、桑原塾長からの回答をそのままお届けしております。

Q3.直接、個人的な指導を受けたいのですが、可能でしょうか?

A. 可能です。実践的なサプリメント摂取法を交えたパーソナルなカラダづくりについて、指導することを目的として必要に応じて、トレーニングについても指導いたします。料金などにつきましては、お問い合わせフォーム経由でお気軽にお尋ねください。

Q4.社員向けに健康セミナーを企画したいのですが、講演はお願いできますか?

A. もちろんです。「お問い合わせ・お申込み」フォーム経由でご質問をいただくことができます。テーマの設定からご相談可能ですので、お気軽にお声掛けください。

Q5.メーカーですが、新しいサプリメントの企画・開発を検討しています。その監修やPRに協力いただくことは可能でしょうか?

A. もちろんです。ただし、他社様との契約の兼ね合いでご希望に沿えないこともございます。その点、予めご承知おきいただいた上で、よろしければお気軽にご連絡ください。

サプリメントの使い方について

Q1.脂肪を分解してくれる栄養素ってありますか?

A. あります。それはコレウス・フォルスコリと呼ばれるシソ科の植物で、インドやネパールなどでは根の部分をピクルスにして食べているものです。
人が体脂肪をエネルギーとして代謝させる際には、大きく3つの段階があります。
(1)体脂肪の脂肪酸への分解 (2)脂肪酸をミトコンドリア内膜まで運び込む (3)脂肪酸をTCA回路で燃焼するの3段階です。
HCAが(3)のTCA回路での燃焼に働くのに対し、コレウスは(1)の脂肪を脂肪酸へ分解するところで働きます。
通常、脂肪は体内では、主に白色脂肪細胞に蓄えられており、この脂肪を脂肪酸に変換するためには、まず運動などの刺激を与え、交感神経よりアドレナリンやノルアドレナリンと呼ばれるカテコールアミンを分泌させます。このカテコールアミンが白色脂肪細胞にあるβ3受容体に刺激を与え、β3受容体に刺激が与えられると、酵素の一種であるアデニル酸シクラーゼが活性化されます。このアデニル酸シクラーゼがサイリックAMPを合成し、更には脂肪を脂肪酸に分解するリパーゼが活性化することで、脂肪が脂肪酸へと変換されます。
しかし驚くべきことに、日本人では脂肪を分解する出発点とも言うべきβ3受容体が弱く、せっかく運動をして、カテコールアミンを分泌させてもβ3受容体が応答しにくいという人が実に39%にも上るとの報告があります。つまり同じだけ有酸素運動をしても速やかに脂肪が分解される人とそうでない人が存在するということがわかってきました。
コレウスに含まれるフォルスコリンにはβ3受容体を介さずにアデニル酸シクラーゼと結合し、アデニル酸シクラーゼを活性化させることが知られています。このため運動による刺激がなくても脂肪を脂肪酸に変換させることができます。
このような特徴を持つハーブを使用することで、低い運動負荷でも効率的に脂肪を分解させることが出来る可能性が出てきました。

※「サプリメントまるわかり大事典(ベースボールマガジン社刊)、98〜99ページより引用」

Q2.トレーニング時におけるクエン酸の具体的な使い方は?

A. 食品なので、ドリンクなどにして適宜補給感覚で摂取すればいいでしょう。
しかし比較的長時間のトレーニングや試合の場合、ちょっと専門的な飲み方があります。
まず最初は、糖質入りのスポーツドリンクを中心に摂取していきます。水分補給とエネルギー補給を兼ねた状態です。この場合、可能であればハイポトニック飲料だとお腹に溜まりにくいので更に好都合です。そしてトレーニングを進めるにつれて体内に乳酸が溜まり始めた頃からは、スポーツドリンクからクエン酸ドリンクへと、ドリンクの内容をスイッチするという方法です。最初はとにかくエネルギーの補充が重要となるのですが、トレーニングが進むにつれエネルギーは乳酸という物質に変わっていくようになります。そのタイミングからは乳酸の元となる糖質よりもむしろ乳酸を除去してくれるクエン酸を中心に摂取する方がパフォーマンスが上がりやすいというわけです。
少々、専門的になりますが、クエン酸が乳酸を除去してくれるメカニズムとしては、グルコース分解の調節酵素であり、かつ乳酸生成に強く作用するピルビン酸脱水素酵素(PDH)の活性変化が関係していると推測されます。
クエン酸摂取によりマロニル-CoAが生成され、カルニチン-パルミトイルトランスフェラーゼ I(CPT I)が阻害されて脂肪酸をミトコンドリアに取り込めなくなり、その結果としてPDHが活性化されます。PDHが活性化されると、乳酸はピルビン酸を経由してクエン酸回路に入りやすくなるのです。
さらに、クエン酸は解糖系のホスホフルクトキナーゼを阻害するので、グルコースからの乳酸生成も低下するはずです。この2つの作用により、クエン酸摂取が乳酸の除去を促進すると考えられています。

※「サプリメントまるわかり大事典(ベースボールマガジン社刊)110〜111ページより引用」

Q3.BCAA、ゴールデンタイムプロテイン、エキストラ・アミノ・アシッド、最適な摂取タイミングを教えて下さい。目的は筋肥大、トレーニングは週3〜4回です。トレーニングを行わない日も含め、他に最適な組み合わせなどあればご指導下さい。よろしくお願い致します。

A. あくまでも一事例として解釈してもらいたいのですが、私(桑原塾長)が指導する場合には以下の通りにいたします。
まずトレーニングに絡めて(前・中・後)BCAAを多目に飲むようにします。1回3〜4gをトータルで3〜5回くらいの感じです。そしてトレ後の30分以内にゴールデンタイムプロテインをこちらも多目に飲みます。だいたい40〜60g。
最後に就寝直前にエキストラ・アミノ・アシッドを4〜8粒水で飲みます。もちろんトレの無い日は、BCAAとゴールデンタイムプロテインはナシとなりますが、エキストラ・アミノ・アシッドは疲労感があればトレオフの日も飲んでいいと思います。
逆にトレをした日でも軽いトレだったり、疲労感が無い時はエキストラ・アミノ・アシッドは無しにしてもいいかもしれません。

Q4.毎週末にジムにて筋トレとエアロビクスを行っています。筋肉増強のためにサプリメントを勧められました。ホエイプロテインを現在飲んでいます。60代になると、コラーゲンなどが不足するといわれます。どのようなサプリメントが推奨されるのでしょうか。また、飲む時間帯、量なども教えてください。

A. 筋肉はトレーニングと栄養と休息のバランスがとれていれば、年齢にかかわらず成長してくれます(成長の効率は変わりますが・・・)。ただ腱や軟骨はやはり加齢と共に弱くなってきます。お勧めしたい素材は、グルコサミンとコラーゲンで、そこに補完材料としてはコンドロイチンやビタミンCも有効かと思います。一例を上げるとすれば、「ジョイントプラス」がおススメです。タイミングにはそれほどこだわる必要ありませんが、毎日欠かさずに飲むことが大切で、添付のスプーンスリキリ2杯程度を、牛乳や水に溶かして飲みます(やや溶け難いのでシェーカーがいいです)。もしもプロテインを飲まれているのでしたら一緒に溶かして飲んでも構いません。

カラダづくりについて

Q1.肉体の限界と気持ちの限界は別物?

A. 実は本来は肉体の限界は気持ちの限界よりもずっと先(ずっと上)にあります。ですからマックスだと思っているベンチプレスの重量も、肉体的には本来はもっと挙げられるはずなのです。もしも気持ちの限界が肉体の限界よりもずっと先(上)にあったなら、気持ち的にはまだまだ行けるということで、肉体が壊れてしまう危険性があるから、恐らく神様が二つの限界の位置関係をこのように定めたのでしょう。体を壊してしまっては大変ですから、少しでもつらくなるとまずは気持ちの限界が顔を出しはじめます。そうすることで体を守るのです。火事場の馬鹿力といいますが、これなどはまさに気持ちの限界が非常事態に直面することで吹っ切れてしまった場面に起きることです。トレーニングの際に、最後の一回とか、本当に限界に近い重量を挙げる時などに、よく大声をあげる人がいます。これは大声をあげることで一瞬気持の限界を吹っ切ってやる効果を本能的に狙っているのです。実際、大声を上げるほうがより重いものが挙がったり、より多くの回数を挙げたりできます(但し、通常ジムでは大声をあげることを禁止していますから気を付けてください)。
私はトレーニングとは、この二つの限界の距離を縮める作業でもあると思っています。頑張れば頑張るほど、気持ちの限界がまず顔を出します。トレーニングをしていない人は、この限界に屈してしまいますが、トレーニングをしている人はこの限界を少しでも越えるように近付いていけるのです。
実際、肉体の限界を越えるということは、肉体が壊れるということですから一般的にはありえません。しかし気持の限界を肉体の限界に近づけてやることは、トレーニングによって可能となります。

Q2.私は身長175cm 体重86キロです。以前は週に3,4回のウェイトトレーニングを行っていたのですが、2年前に頸椎の手術をして以来、運動らしい運動もせず、それでいて食欲は落ちなかったもので、今はおなか周りの脂肪がすごいです。体も落ち着いてきたので、トレーニングを再開したいなと考えておりますが、と、同時に脂肪も落としたいなと考えております。昔は何も考えずにプロテインを飲んでいただけでしたが、今はけがのこともありますし、脂肪のこともありますので、効率よく、また効果的な方法でサプリメントを接取したいなと考えております。どうか、アドバイスをお願いいたします。

A. まず、プロテインにはほとんど脂質が含まれていませんので、それを飲んで即太るということはありません。ただし、カロリーをもつものですから、必要以上の摂取はやはり脂肪に変わってしまいます。今後の運動状況にもよりますが、総合アミノ酸(アミノパウダー)などを利用してもいいかもしれません。運動前に4g程度と運動後に4g程度の摂取で十分かと思います。また有酸素など脂肪燃焼を特に意識するエクササイズをするのであれば、キレイサプリ(複合式燃焼)を運動前に6粒飲んで実施することをお勧めします。
日常でもできることの一例としましては、朝一起きたての空腹の状態で、グルタミンを5g程度水で飲んで、肩甲骨を動かすストレッチをやると代謝があがって太りにくい状態になっていきます。
また朝食はなるべくたくさん食べるようにして、逆に夕食は少し絞るといいです。特に夕食時の炭水化物を控えめにすると体重減につながります。

Q3.最近、バレーをしていて肩痛が治まらなくて困っています。トレーニングでどこかを鍛えれば肩痛知らずの身体になるのでしょうか?

A. まず肩周りのインナーマッスルを強化する事をお勧めします。
専門用語になりますが、ローテーターカフと呼ばれていまして、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋の総称です。
具体的なトレーニングの仕方は文章では難しいので、簡単に説明します。
ここで大切な事が2つあります。
まず痛みのあるうちは、仮にインナーマッスルといえどもトレーニングをしないということです。動物のうちで痛みを確認するのは人間だけだそうです。知能が発達した反面、痛みという最も本能に近いカラダからのシグナルを故意に無視をしてしまうのです。その結果、自然治癒の力が劣ってしまうという結果につながります。
もう一つ大切なのは、インナーマッスルだけを鍛えればいいというわけではありません。
故障をしないためにも、またパワーアップをするためにも、アウターマッスルを鍛えるのです。
いわゆる外回りの肩の筋肉です。
サイドレイズ、フロントレイズ、リアレイズ、ショルダープレス、アップライトロウ等の種目を使って、上下左右から肩の筋肉を鍛えていく必要があるでしょう。
もちろんボディビルダーのような筋肉をつけるという意味ではありませんが、ともすれば肩周りの筋肉は不要のような錯覚を持つ人がいるので、この点は気をつけておく必要があります。アウターマッスルを鍛える事でインナーマッスルも強化されますし、何よりも力は筋肉から生まれるという事を忘れてはいけません。
最後に、一例ですが、パワープロダクション「ジョイントプラス」を飲む事もお勧めします。
渾身の作品ですから(^_^)v

Q4.トレーニングのやりすぎで省エネ体質になってしまいました。どんなに有酸素運動しても体重が落ちません。どうしたらいいですか?

A. 色々な方法が考えられますが、有酸素を継続という前提ならば、カーディオゾーン(ハーハー、ゼイゼイの心拍数)とファットバーンゾーン(楽々の心拍数=早歩き程度)を繰り返すといいと思います。

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